ときめきの向こう側

好きなものを好きなように愛でています

うつくしい僕らに祝杯を

Beautiful Beautiful、圧巻だった。


(MV Teaser)온앤오프 (ONF)_Beautiful Beautiful

実はMVのティーザーがTLで流れてくるまでおねのぷがカムバすることも知らなかったのだけど、本当に鳥肌立った。My Name Isの先行公開がなかったらカムバ見逃すところだった。危ない危ない

映画の予告編のような緊迫感ある音楽、いかにも世界観のおねのぷって感じがする。最後の「Beautiful.」なんて完全に映画タイトルのそれだし。その後流れてくるBraam〜の声、威勢のよさといいますか、勢いと自信が伝わってきて、「あ、これ勝負しにきてるな」と思いました。

 


(MV)온앤오프 (ONF)_Beautiful Beautiful

ティーザーだけですでにあれだけ鳥肌立ってるのにMVを見て衝撃を受けないわけがなかった。わたしは映画をなかなか見ない人間なのだけど、それでも1本の映画を見終えたような感動があって、音楽と映像がぴったり一致したらこんなにもすごいのかと思った。おまごるがカムバするたびにも思っていることだけどWMはなぜこんなにもほぼCGのMVでここまで世界観を自然にリアルに表現できるのか。CGなんだけどCGっぽくなくて、ファンタジーじゃなくて本当に数十年後の未来の街はこんなかもしれないな、という妙なリアルさがある。

歌い出しで首アイソレしてるロボットが座ってるけど奥の方の数人がなんかリズムに乗れてないのとか、ヒョジンさんのホバーボードとか逃げるイチャンユンセンセーションさんがなんか鈍臭いのもまさにリアル。100メートルを9秒で走れる人も30秒かかってしまう人もいるんだから、近未来だからと言ってみんながみんな同じように完璧にホバーボードを乗りこなせるわけないのだ。ヒョジンさんみたいにふらつく人もいればミンギュンさんみたいにバリバリに乗りこなせる人もいるはずで、それが、イーションさんの「走る」という私たちもとる動作を通しても表現されているので説得力があると思う。

特にいいな〜と思ったのは、サビでスローモーションになるところ(ミンギュンさんのホバーボード・ヒョジンさんが敵飛び越えるあれ)の後、예슬 예슬 예슬でちゃんと3回カットが切り替わってるところ。きっちりしてるな〜〜と思いました。音とハマってて見てて気持ちがいい。

 

歌詞も本当に素敵で、どこが心に響いたかなんて選べないくらい曲全体の歌詞が好き。

「僕たちは美しい」という歌詞がファンキーハウスの軽やかさに乗せられてるのがいいな〜と思います。ランパパンパンのところはアカペラでもパワフルで壮大な雰囲気があるのに、Aメロやサビにいるギターがめちゃくちゃ軽やかで、くどくない。飽きない。最初はラスサビのあのフレーズが印象に残っていたけど、最初の「息遣い0.1秒に込めた僕の本心」が、歌い出しにぴったりだなあと思う。聴けば聴くほどどんどんここも素敵、そこも素敵、となって結局全部の歌詞が好き!となってしまう。

 

個人的に、「Love Myself」と「I'm Beautiful」は似ているようで違うと思っている。Love Myselfは自分を愛そうというスローガン的な意味合いが強いけれど後者のI'm BeautifulはLove Myselfで見える「自分を愛して受け入れてあげよう」という意味合いだけでなく、「自分の人生は芸術だ」と主張している。うまくいえないのが悔しいけれど、前者は自己完結的な要素が強いように感じるのだ。「私のあありのままを愛そう」と歌って、聴くひとがそれぞれ自分を受け入れることが終点。でも後者は「僕は/私は美しい」と主張することで、美しい僕自身が「芸術」なのだから、人々がお互いにお互いを「芸術=お互いの人生」を美しいと認めあうことができる。つまり、「僕は」が「僕たちは」に拡がっていく可能性を秘めていると思うんです。

最近のK-POPではガールズグループ・ボーイズグループにかかわらず大衆にとってのアイコンとしてLove Myselfを歌うことがトレンドになっていたような気がしますが、I'm Beautifulはそこからまた一歩抜け出すきっかけになるのではないかと思う。Beautiful Beautifulはやっぱりとっても革新的な曲なのではないかな、と思います。

 

あまりにもビュビュが壮大で祝祭の歌の印象が強いから、最初に聴いたときにはこれ、結末なんじゃないの...?と思うくらいだったのだけどむしろ逆でこれからがスタートなんだろうな、と考えている。でも、おねのぷ、どうなるんだろう...?とゾワゾワもしていて、まだ살설の後カムバしてないおまごるもそうなんだけれど、彼らがどう舵を切っていくのかが予想しようにもさっぱりできないので早くカムバしてくれ〜〜と思いながら、ビュビュ活動を楽しみに見ている毎日です。今回、1位取れるんじゃないかな〜と期待している。攻めてきてるもんね。

 

収録曲だと、Trip Adviserが好きでした。「横になって世界の中へ」というタイトル、とっても素敵....。Feedbackも好きかもしれない。でも今のところビュビュ一強で、永遠にMVを見てパフォーマンスを見ている。いままでおねのぷは清涼系の曲やタイトル曲こそ聴きはしていたけれどアルバムを通して聴くことはあんまりなかった。今回のアルバムは聴きやすい曲が多くて、チーム別の曲もそれぞれの良さがあったので過去のアルバムも聞き返してみようかなと思います。