ときめきの向こう側

好きなものを好きなように愛でています

Dark Clouds

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インスタでの予告投稿から、SoundCloudの開設と同時にアップされたテヨンの먹구름(Dark Clouds)。

テヨンといえば空。前にリリースされたLong Flightでも空について歌っていたなあ、なんて考えながら、今日1日この曲を聴いて思ったことをつらつらと書いていきます。

 

 

クジラと僕

Long Flightにも続いてくるような幻想的な儚さやグルーヴィーな雰囲気を感じながら、Long Flightよりも重たい雰囲気がある。Dark Cloudsと同じくクジラが出てくるけれど、違うものを感じる。

リフレインは聞き取れたので、구름이(クルミ:雲)とgloomyをかけたおもしろい言葉遊びだなあと思っていた。同時になんで憂鬱な気持ちを曲に込めたのか、テヨンはいま不安なのだろうか、と思ったりもしていたのだけれど歌詞を見るとつらい気持ちを吐き出しただけじゃなくてちゃんと意味があるなと気づいた。

もしバブルで言及されていたらごめんなさい、100%主観的解釈です。

  

わたしが思うに、この먹구름という曲は「憂鬱な気持ちを置いていくためのスイッチ」の意味があるのではないかと思っています。

 

気分が落ち込んでいるとき、どうしようもなく沈んでいく自分に向けての手紙。クジラはエサを食べる時、海水ごと飲み込んだあと海水だけを吐き出します。クジラのように心のうちを吐き出してしまおう、そして吐き出した気持ちは暗雲の中に置いて空に向かって行こうという歌っているように感じます。

この曲の中の「きみ」は「僕」でもあるような気がする。沈んでいる自分をひっぱりあげてくれるのは自分しかいないんだよ、というような。わたし自身の感情のアップダウンが激しいのでそう解釈しているだけかもしれないけれど。

 

「たくさんのプランクトン、星から生まれてきみを照らす」という歌詞が特に好き。クジラは海水は吐き出すけれどプランクトンは吐き出さない。でも海水の中にはプランクトンがたくさんいる....というのになぞらえて光を吐き出すクジラを歌っているのかなあと思っている。わたしはクジラは僕ではないと解釈しているので、憂鬱な感情を吐き出す僕と光を吐き出すクジラを対比させてるのかなんて思ったり。

 

Long Flightに続いてRoyal Diveさんと作業をした曲だそうで、きっとRoyal Diveさんはテヨンの感情の機微をうまく掬いとってくれているのだろうなあ。

そしてテヨンは空が好き。好きなものをテーマにして曲を書いたり表現しているから本当にのびのびとやれているのではないかな〜と思う。

 

リミックス

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リミックスはなんとなくさざ波の音が聞こえたり、疾走感と勢いがある。コポコポと水に沈むような音も聞こえて、ほんのすこしだけ明るい印象を受けるのだけど、気持ちが切り替わった僕なのではないかと思う。どちらもとっても好き。

 

 

 

テヨンが表現する世界がとっても好き。NCT Danceのチャンネルでアップしてくれていたダンス映像もそうだし、インスタを開設したことでテヨンのファッションやダンスでテヨンが表現する世界をよりたくさん見せてもらえるようになったけれど本当にありがたいし嬉しい。そしてサウクラ。表現者の目から見える世界を私たちが一番わかりやすく受け取れるものが音楽だと思っているので、もっとテヨンのことを知れるようになるのではないかなとワクワクしている。この曲も以前一部だけブイエプで流してくれていたし、バブルで言及があったものとか今までの自作曲もサウクラにアップしてくれたら嬉しいな。

 

 

 

殴り書きのように書いたけれどやっぱりこの曲、好きだな。書いている間もずっと聴いていました。Long Flightは長距離を移動する機会に必ず聴くと決めているのですが、Dark Cloudsはどうしようもなく気分が落ち込んだとき、なんとなく息苦しさを感じるときに聴いてスイッチにしたいと思います。