ときめきの向こう側

好きなものを好きなように愛でています

コンテンツと日本語字幕の話

*下書きにあったもの。読み返してみたらまあまあ面白かったので再掲します。最後に感想文付き

 

ただのぼやきのような日記。なぜわざわざこのクソ夜中に筆をとっているのかというと単に思いついたから。いやもともとなんとなく頭の片隅にあっていまなら言語化できそうな気がしたからかもしれない。

 

2020年でK-POPは大きく変わったと思います。特に大きな変化としてあげたいのが「コンテンツに日本語字幕がついた」こと。

例えばNCTのコンテンツなんかは、ネオゾーンあたりまでは基本英語字幕のみだったのが日本語字幕が毎回つくようになった。セブチの自社コンテンツGoing Seventeenも2020年の月刊SVTの企画が始まってから本格的に日本語字幕がついた。他にもかなりの事務所のコンテンツに日本語字幕がつくようになっているし、MVにも日本語字幕がつくアーティストやグループも増えていると思います。

 

体感ですが、日本のファンって英語字幕つけてでもコンテンツを見ようと思わないと思うんですよ。公式から日本語字幕が提供されたことでいままでは韓国語が堪能なファンが日本語字幕をつけてアップしてくれていた映像をタイムラグなく公式から見れるようになった。この点で本当にありがたいことだと思います。

 

でも同時にん〜?となることもあって。それが日本語字幕がつくようになってからいままで韓国語が堪能なファンの方がアップしていたような字幕の映像が増えたな〜ということなんですが、それって本当に必要なの?と思うんですよね。

だって元の映像を見ればいい話じゃないですか。ブイエプと違ってちゃんと正確な日本語字幕もついてるんだし。しかも元の公式コンテンツの方が訳が綺麗だったり、どう考えてもコピペしてるものもあったりするわけです。ことわざとか微妙なニュアンスを補足説明するでもなく。「勉強中。誤訳あり」の一言だけで済まされるものではないと思うんですよね。「日本語字幕」と銘打って投稿しているということは、韓国語がわからないファンがその動画でコンテンツを理解する可能性が少なからずあるのだから責任感を持つべきだと思います。

 

たぶんわたしがモヤモヤしてる理由に、公式に日本語字幕がつくようになってからもともと字幕動画をアップしていた方たちの動画投稿の頻度が下がっているというのもあるかもしれない。最近よく上がっている動画、その方たちの編集に似ているな〜と思うこともあるし。わたしも昔はファンの方がアップしていた字幕映像を見せてもらっていたけれど、いまその類の動画やサムネを見るとやりすぎだな〜公式見ればいいのにな〜と思ってしまいます。原本がそもそもおもしろいのにわざわざ字幕動画つくっておもしろおかしく編集する必要なくない?と。

ラッキング(?)という機能でその動画は収益化されず、元のコンテンツの収益に還元されるらしいし、ファンへの窓口になるしで悪いことではないとは思うけれど、それなら公式見ようや〜と思ってしまう、という話です。

 

実はとある韓国の方の動画に日本語字幕をつけるお手伝いをしたことがあります。日本の方がどれくらいその動画を見るかはわからないけれど、だからこそとても慎重に翻訳作業をしました。どの言葉がニュアンスまで的確に伝えられるか納得いくまで考えて、何度も何度も確認して翻訳を完成させる。韓国語ネイティブでもないし、当時は勉強中だったのでより真剣にやっていました。さっきも書いたけれど、勉強中で字幕映像をアップしてる方は自分の言葉に対する責任感とか、慎重さはあるのかな、と考えたりする。

 

わたしがどうこう言えた話ではないし、指摘してeducateしたいわけでもないです。というかそんなスタンスでオタクして楽しいわけがない。独り言です。

 

 

結局なにが言いたいのかわからなくなってしまった。ファンメイドの日本語字幕の動画って本当に必要なのかな、と自問自答していた、という話でした。

 

 

 

こんなこと思ってたのね昔の私。やっぱり今でも翻訳の字幕動画は見ない。というか日本語字幕がなくても粗方はわかるようになったし、わからなくても追求しようとか思わなくなったし。忙しくなってコンテンツ全部追う!っていう必死さもいい意味で無くなった。そういえばeducateとか当時の海外ヨントンで出てきた概念ですよね懐かしい。

tiktokとかでも日本のアイドルのインスタライブを短くおもしろいところだけ編集してアップされてたりするよね。流れてくるの見ておもしろ〜いとか思ったりするのでやっぱり入口としては悪いことではないのかもなあ、とも思います。でもね、tiktokでよく見るケーポップとか洋楽の翻訳動画!あれは妄想訳入りすぎててどうなの!?やりすぎじゃね?!って思う。あれでこの曲こういうことが言いたいのね!とかこの歌詞超エモいじゃ〜ん!とかいうのは違うよね、という話です(本編に通ずる)。(2022.10.追記)